FIRST PICk V3   - Q & A -
■FIRST PICk V2
Q1 PIC16F84、16C711以外のチップは書込ができませんか? また、16F84のコンフィグレーション設定ができません。
A
FIRST PICk V2の書込プログラムはコンフィグ設定やデバイス切替ができません。これは初心者の方が誤って設定して動作しないことが多かったので、なるべく簡単に書き込みができることを目的とし、必要最小限の画面になっています。PICに慣れてきて発展させて行きたい方には自由度が無く物足りなくなってしまうでしょう。
コンフィグレーションが設定できる拡張プログラムを掲載します。このプログラムはボタンにより機能設定を変更できます。機能設定を変えるとPICは環境により動作しなくなりますから充分に注意してください。コンフィグの正しい設定が理解していない方は使用しないでください。特に711でプロテクト設定すると再書込も読み出しも不可能になってしまいます。ファイルは実行ファイルなのでFPのフォルダに入れて起動してください。
本プログラムはサービス供給なので質問はご遠慮ください。また、ご意見、不具合、がありましたらメールでお知らせください。
FPのライタプログラム機能拡張版 FPADVPIC_Writer.exe
Q2 パソコンと通信ポートをつなぎサンプルプログラムを書き込もうとしたのですが "comm time over" というエラーが発生しました。本には "can't open com1" のときは装置のセッティングに問題があると書いてありましたが、少しエラーの種類が違うようですが・・・。
A
"can't open com1" はパソコンのCOM1ポートがないか、使用中の場合に表示されます。COM2ポートに切り替えて使用してください。
"comm time over" はパソコンからFIRST PICkに対して接続確認をしたときに応答がない場合に出るエラーです。主にケーブルの接続ミスや電源が入っていない場合に表示されます。通信インタフェースを他で使用している場合も表示されます。
Q3 英語版のPCにインストールしたところうまくインストールできません。
A
インストーラが日本語を使用しているためにインストーラが動作しません。手作業によるインストールが必要です。
転送するファイルは、setup.lstの中に示されていますので、これを参照ください。
MPIC005.TXTとFP−PICWRITER.EXEのみFirst-picフォルダに入れます。
その他のファイルは全てWINDOWS\SYSTEMフォルダに入れます。
プログラム Firstpic.zip
■FIRST PICk
Q1 はじめて接続してダウンロードしたのですが、エラーでダウンロードができません。
A
基板側のPCとのケーブルのコネクタがしっかりと接続されていない場合がほとんどです。一見しっかり刺さっているように見えますが、不十分な場合があります。かなりかたいのですが、金属カバーが奥までぶつかる状態になるまで押し込んでください。他の問題としては、パソコンの機種によりI/Oポート番号が違うものがあります。IBM製、コンパック製に多いようです。また、ノート型も多く見られます。
Q2 FIRST PICkの動作環境はWindows98やPC98シリーズで動作しないのでしょうか?
A
FIRST PICkの動作環境のご質問はたくさん頂いています。弊社ではDos/VパソコンのWindows95環境での動作をお願いしています。これはWindows98環境での動作確認を行っていないことと、プログラムの開発環境がWindows95対応であることによります。Windows98は基本的にWindows95互換であるため、動作には問題ないはずです。PC98シリーズはI/Oポートのハードウエアやコネクタ形状が違うので動作しません。WindowsNTはポートを直接制御するプログラムの関係から動作しません。また、Dos/VパソコンでWindows95環境でも良く言われる相性の問題から動作しない機種もあるかと思います。(現在までそのような報告はありません)
弊社としてはすべての機種での確認が出来ないので、ユーザの皆様でこれに関する情報があれば弊社の掲示板にお知らせください。
動作しなかった機種−リブレット100+Windows95
Q3 LCDを取付ける部分が半田で埋まっていてコネクタが実装できません。半田を取り除くのはどうしたらよいですか?
A
製造上の都合により穴がふさがっています。直接ワイヤーを半田付けしてご利用ください。コネクタなどを実装される場合は、半田を除去してください。その場合、半田吸い取り器で吸引するのがよいのですが、サンハヤトの高品質ハンダ吸取ワイヤー、ソーダー・ウイック FAIN BRAIDなどを利用して吸い取ってください。
Q4 ステップ実行機能が正しく動作しているか動作確認をする方法がありますか?
A
ステップ実行機能の調査手順を示します。以下の操作にてステップ実行の動作を確認してください。
1. PF_TEST.HEXファイルをFIRST PICkにロードします。
2. CONTモードで動作させます。テストプログラムが動作します。
3. SW2 (RA2) を押しながらRESETを入力します。
この操作で動作が切り替わりLEDがうすく全点灯します。
4. STEPモードに切り替えます。
この状態で下記のプログラムが動作しています。このプログラムのどの位置に停止しているかはわかりません。STEPスイッチを入力するとLEDが1から順番に移動します。ただし、はじめの1の点灯については数回のスイッチ操作が必要です。スイッチの入力回数とプログラムの動作を照らし合わせて確認してください。プログラムは無限ループですから、永久的に動作します。
弊社としてはすべての機種での確認が出来ないので、ユーザの皆様でこれに関する情報があれば弊社の掲示板にお知らせください。
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ステップ実行テストモード 起動時SW2を押す
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STPMD
MOVLW 1
MOVWF PORTB ;SET1
CLRC
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
RLF PORTB,SELF
GOTO STPMD
Q5 ファイル入力でディレクトリのセパレータが¥マークを入力すると\スラントが表示されますが正しいですか?
A
本来セパレータは\記号なのですが、日本語の環境だと¥マークに表示されてしまいます。コードとしては同一です。日本語環境の問題です。
Q6 windows98でESEY-PICがハングアップする。(増田様より情報提供がありました。)
A
環境:windows98
概要:mpw.exeがページ違反で強制終了。
調査:レジストリエントリのHKEY_CURRENT_USER\Software\kswork\以下キー「Path」を削除すると、本体exeが動作。
動作直後、defファイルを求められるので、exeファイルと同じフォルダにある、epw.defを指定。
終了時、対象picをリストのうえから1、2こめ以外を選択して終了させると、次回起動はOK。
終了時、対象picをリストのうえから1、2こめを選択したままで終了すると、次回起動は不可 (強制終了)