蛍光表示管ユニットのインタフェース
Itron製 DN2029E 蛍光表示管 インタフェース

Iitoron製のDN2029E 20文字2行の文字表示タイプ蛍光表示管はSPIインタフェースユニットがあり、MA200CPUボードの拡張表示ユニットとして利用することができる。
SPIインタフェースユニットは評価ボードのため、表示ユニットとしてパネル面固定ができないなどの問題点があるが、将来ユニット化されることであろう。
キット(SCK2029E-S-A)を購入した場合、SPIインタフェースユニットと蛍光表示管を配線する必要がある。これがちょっと大変。端子の配列に注意して組み立てる。さらにSPIコネクタと拡張ユニットコネクタを接続するケーブルを製作する。こちらは偶然端子配列が並んでいるので簡単。
[SPIインタフェース 日圧XH5ピン][ MA200側 標準2.54mmピッチ10ピンフラットケーブル]
VFDをコントロールするにはコントローラデバイスであるMAX6852の手順に従う。SPI信号は一般的なクロックとデータ線による通信で、負論理のデバイスセレクトライン*CSがある。*CS信号は転送データのラッチに使用されているようだ。データは16bitを1データとする。はじめの8bitがレジスタ番号で、続く8bitがデータとなる。初期化には非常に多くのレジスタに対し数値を指定しなければならない。初期化の内容は不明だが、メーカのデータを元に設定した。
プログラム例はCDROM内に収録。
 
Itron製 GU256X64D-3100 蛍光表示管 インタフェース

GU256X64D-3100は 256dot×64dotグラフィック表示タイプ蛍光表示管である。図形表示から漢字表示までできる高機能なユニットである。インタフェースは非同期シリアル通信のRS232Cポートと、パラレルインタフェースポートを持っている。MA200CPUボードに接続する場合、RS232Cでも接続可能であるが、コネクタが外部に出力されていることと、ER,DRの制御線をサポートしていないことからMA200のユーザI/Oポートコネクタからパラレル接続にて利用する。 MA200と蛍光表示管を接続するケーブルを製作する。
   [蛍光表示管側 標準2.54mmピッチ16ピンフラットケーブル]
   [MA200側 標準2.54mmピッチ34ピンフラットケーブル]
パラレルインタフェースはプログラム的にも大変簡単で、データをポートDに割付、*WRの書き込みラインをRE0に、*RDYラインをRE1とする。このラインは入力に指定する。
データを出力し、WRラインをLowからHiに変化させるだけでデータを送り込める。データを出力する前にRDYラインを監視し、表示管がデータ受付状態であることを確認する。

GU256X64D-3100は特に初期化処理を行わなくてもすぐに機能する。ASCIIの文字コードを送り込むことで左端の画面より文字を表示してゆくため、端末のように使用でき、キャラクタタイプの表示器となっている。
拡張機能はESC・USのコードにて特殊機能を起動する。機能は仕様書に詳細が記されているが、大変種類が多い、プログラムはよく使いそうなコマンドを関数としてまとめてあるが、全機能の半分もないだろう。漢字コードはシフトJISコードを送り込めばカーソル位置に表示される。
C18コンパイラで文字列指定で漢字を書いてみると、漢字によって表示されたりされなかったりする。コードを調べて記述すれば問題なく表示される。

プログラム例はCDROM内に収録。


拡張ユーザI/Oへの接続

 

Itron ノリタケ伊勢電子株式会社へのリンク http://www.itron-ise.co.jp/

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