FIRST PICk V3
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製品名注文番号
FIRST PICk V3FPV3
  ▼オプション
部品セットFPV3-OPT1
  ▼その他
基板固定台3KK-3
FIRST PICkはPICマイクロコンピュータに初めてチャレンジする方を対象とした製品です。アセンブラもハードウエアのことも知らない方でも、パソコンの基本的な使い方を知っている方なら解説書に従って一歩一歩実習することでPICマイコンの機能を理解することができます。実験基板はPICの書き込み器と簡単なデバック機能、評価回路をすべて搭載しています。短期間でPICをマスターできるように企画化されたキットです。FIRST PICk はV3になり、PIC16F873を採用することで広範囲の実習を可能としました。
特長 ポイント 製品構成 内容 ご注意 その他
 部品セット 
 実際に使ってみて   終了者報告   Q & A 
特長
●PIC書込機能 (インサーキット書込/F873のみ)
●ステップ実行機能
●各種実験評価回路搭載
●ビギナーにマッチした解説書
●ロジック表示機能付属
●高機能PIC PIC16F873を搭載
●マイコン技術を習得しスキルアップ
●大学ゼミの実験装置として
●PIC応用機器試作
●海外協力、教育実験でも活躍中
●企業新人研修・教育などに
●各種電子工学実験教材として
●教育機関で好評
●自主的な取組環境を提供
ポイント
実際に使用している様子はこちらから
V3への変更点
V3バージョンは実習の対象となるPICをPIC16F84からPIC16F873に変更しました。PIC16F84ではA/Dコンバータが実習できませんでしたので変更したことが主な目的です。
ダウンロード用のプログラムはコントロールプログラムと名称変更し、新規製作しました。コントロールプログラムはIDEライクに変更し、コーディング、アセンブラ、ダウンロード、実行の各操作をコントロール画面上で円滑に行えます。
内容はV2と同一ですが、周辺機能の実習をいくつか加え、難しい周辺機能はサンプルプログラムと簡単な説明のみ加えました。データシートは掲載されていませんが、CD-ROM内に収録しています。
●コントロールプログラム画面
・エディタ、アセンブラ、ダウンロードと順に操作
・操作性を重視した配置で分かりやすい
・エディタは簡易的なものだがFPでは充分
・実行はステップとRUN、停止機能
・データ変換ツールもある
・ちょっとおもしろいロジック表示
●装置の構成
・書込機能、インタフェース回路を搭載した実験基板
・インタフェースはRS232C通信ポート使用
・+5V電源付属
・Dos/Vパソコン、Windows98/me/XP対応
やっぱりPIC16F84でないと・・・
PIC16F873を選択したのはA/Dコンバータを搭載していることがポイントですが、高機能チップであるPIC16F873はPICマイコン技術修得の幅を大きく広げてくれます。「やはりPIC16F84でないと不安だ」と思われている方も多いと思いますが、PIC16F84がPICマイコンの基本形を成していることから、PIC16F873は84と同じものと考えてよいのです。メモリアドレスが少しずれる違いのみで、後はPIC16F84そのものと考えてプログラミングできます。ですからPIC16F84の参考書を見ながらプログラム作成ができます。さらに大きなプログラムを作ったり、高度なインタフェースに挑戦する可能性というおまけが付いた感じですね。
FIRST PICk V3のコンセプト
FIRST PICk V3はマイクロコンピュータにはじめてチャレンジする方を対象としたトレーニングセットです。マイクロコンピュータは内部のアーキテクチャとアセンブラプログラムの関連性が充分に理解できていなければ動作させることができません。さらに、紙の上に書かれたプログラムを現実的にマイクロコンピュータの内部に送り込むには数々のステップがあり、ツールの準備と使い方を理解する難関があります。FIRST PICk V3はPICマイコンを使用することでマイクロコンピュータ構造の理解を短期間で実現しています。実習は非常に初歩的な段階よりスタートし、初心者が問題となる項目を重視してていねいな説明を加えることでカバーしているため、つまらない問題 (初心者にとっては大きな問題) でマイクロコンピュータへの挑戦を断念することないように企画構成されています。また、FIRST PICk V3はステップbyステップの自習形式のスタイルをとっており、確実な理解の後に次のステップに進むことで理解を定着させています。
FIRST PICk V3は書き込み器を内蔵した実験基板とテキスト、電源、ケーブルより構成されています。ユーザはDos/V (IBM-PC互換) パソコンがあれば動作させることができます。解説書を読む能力は高校生クラスを対象としていますが、気力さえあれば中学生のチャレンジも可能かと思われます。
百聞は一見にしかずという言葉どおり、実際に動作させてみて、その動きから機能を理解することを重視していますから、テキストも機能を調べるための本としての構成を持っていません。また、内部のプログラムは一切ディスクで供給されていません。プログラムはキーボードから1つ1つ入力することが実習の基本です。このようにFIRST PICk V3はPICの教育活動体験での実績をもとに、一般のトレーニング用教材と少し違った教育的な側面から検討された製品です。
FIRST PICk V3が提供できる内容はPICマイコンの使い方だけではなく、実は、1つのマイコンを理解できたという満足感を実感できることを提供しています。そして、その満足感はさらなるチャレンジの起爆剤として有効なものであると確信しています。
●FPV3の機能  

●ターゲットCPUはPIC16F873、A/D、タイマ、UARTなどの周辺機能も充実。
●PICマイコンの周囲には各ピンに対応するランドが用意されており、信号のモニタや取り出しに便利に利用できる。重要な端子にはチェックピンなどを実装するとよい。コネクタで別基板に信号を供給することもできる。
● リセットスイッチは独立動作(左下)
●クロックは125KHz・4MHz・16MHzを切り替えできる。通常のトレーニングは125KHzを使う(左上)
● 16F84の実装スペースもある。(16F873と同時実装は不可)
●左側のユニバーサルエリアはユーザが自由に回路を組めるスペース。用意された実習だけでなく独自の実験も可能。

●操作部I/Oは基本的なPICのI/O類が並んでいる。
●8つのLEDはバイト表示、ビット表示、ポート表示に多目的に利用できる。
LEDのドライブはドライバICが付属するため、 PICのポートは解放状態と同じ。
●ボリュームはA/Dコンバータの電圧入力として機能する。(左下)
●2つのスイッチは入力ポートに接続されてプログラム機能のトリガとして利用できる。(下)
●7セグメントのLEDは数字表示の実習で利用
●右側のコネクタは拡張I/OポートやLCD表示ユニットなどに利用する。
●右上部のトランジスタが半分隠れてしまっているが、電力制御用のI/Oポート。DCモータの駆動や、ランプの点灯、電磁石、リレー、ヒータといった電力デバイスをパルス制御できる。

●通信ポートはパソコンと接続し、プログラムのダウンロードや実行の制御を行っている。
   

●First PIC V3 画面
First PIC V3 ではプログラムの作成、アセンブラ、書込、実行の各ステップを1つの画面に集め、操作性を高めました。
基板上での実行制御はありません。
ステップ実行はプログラムのスタートから順に実行してゆきます。

弊社社名(Micro Application)上でダブルクリックするとアドバンスモード画面が表示され、書込機能を拡張することができます。但し、本機能は動作保証外のため初心者の方は使用しないで下さい。

 

 
● ロジックモニタ画面             ● コードコンバータ画面
●ロジックモニタ
ロジックモニタは簡易的にデジタル信号をモニタする機能。オシロスコープが無くても信号をちょっとのぞくことができるツール。
●コードコンバータ
数値変換のためのツール。コンピュータは16進数(2進数)で動作するため、私たちが使う10進数と16進数には1つの壁が存在する。コードの変換を助けてくれるツール。
 
● ブザーの音遊び               ● テキストエディタ
●テキストエディタ
簡単なテキストエディタも付属するため、 この画面でプログラムを作ったり、直したりすることができる。大きなプログラムは市販のエディタを使った方が便利。
●ブザーの音遊び
基板上のブザーを利用した音遊びのおまけ機能。メロディーをプログラムするのも楽しい。
製品構成
●解説書
●実験基板
●+5V電源
●通信ケーブル
●CD-ROM
ハード構成ソフト構成
●PIC16F873チップを採用
●書き込み器 (ライタ) 搭載 (F873のみ)
●書込はインサーキット方式
●ワンステップ実行回路内蔵
●8bitLED・数字表示器
●ブザー・ユニバーサルスペース
●アナログ入力・出力
●パワー出力回路
●信号入力・スイッチ入力
●アセンブラ (MPASM)
●PIC書込プログラム
●サンプルプログラム (数点)
内容
実際に使用している様子
■製品内容
FIRST PICk V3は実験基板と解説書、ケーブル、システムディスクより構成されます。実験基板はPIC16F873を搭載し、書込回路と、評価用回路から構成されています。16F873はフラッシュメモリのため、プログラムを何度でも書き換えられる特徴を生かし、パソコンからプログラムをダウンロードして実行評価することができます。完全なデバック機能はありませんが、ステップ実行機能があるため、命令の実行をゆっくり確認することができます。ガイドブックは最低限必要とする基礎知識を解説した後、ステップ形式で実習を進めて行きます。
実習を最終ステップまで進めると、
●PIC16F84を基本とするPICの基本機能
●各命令の動作
●基本的なプログラミングテクニック
●基本的なインタフェース回路
●周辺機能の概要
をマスターすることができます。キットは必要なソフトウエアと、最低限必要なハードウエアを用意しています。ユーザはパソコン (Dos/V) を用意するだけで、すぐに実習を開始することができます。
■解説書内容
解説書は次のような内容で構成されています。
1. PICマイコンの概要 概要説明
PICマイコンの概要説明で、PICマイコンの位置づけを理解します。
2. ハードウエア解説 装置の使い方を理解する
装置のインストールと立ち上げ方を実習して、ハードウエアとソフトウエアの基本を理解します。ここは実習をやるための基本知識の解説であり、すでに知識のある方は必要ありません。
3. PICのアーキテクチャー PICの構造の概要 (ここは読まなくても良い)
PICの基本的な構造を説明しています。PICの内容は実習で理解するので読まなくても問題なく、実習を進めながら参考にします。
4. 基本的な実習 PICの基本的な機能を体験する
実習を開始します。実習はステップ形式で26stepまであります。初めはLEDを1つ点灯するプログラムからスタートします。LEDを1つつけるだけでもそこにはハードからソフトまで多くの技術が潜んでいます。各ステップではPICの機能と命令、プログラムの技術を実習します。
5. 応用的な実習 PICの応用的な機能やインタフェースを体験する
PICの特殊な機能の実習とPWM制御、LCDの文字表示、シリアル通信などを体験します。ここではプログラムだけでなく、インタフェース回路の組立や、それらの部品の調達も実習の一部になっています。最後にPICのCPU基板を作って終了します。
目次はこちらからご覧いただけます。
表紙写真 (街でがんばるPIC達)
ページサンプル1
ページサンプル2
■搭載しているインタフェース
8bitLED表示器、7セグメントLED表示器、スイッチ、ブザー、PWM型D/A出力、PWMパワーコントロール回路、電圧供給ボリューム、LCDインタフェース (部品は各自用意)、電源回路
●インタフェース例
LCDの表示 (LCDユニット必要)、シリアル通信、PWM制御、A/Dコンバータの使い方
実験基板
ご注意
●FIRST PICk V3を使用する場合はDos/Vパソコン (Pentium120以上) が必要です。
●シリアル通信ポート COM1、COM2 インタフェースが必要です。USB経由は使用できないものがほとんどです。
●Windows98/me/XP環境で動作します。(NT/2000は動作不可)
●テキスト内でLCDなどいくつかの電子部品を使用します。部品調達も課題のうちですので各自ご用意ください。但し、ご遠方で部品が入手できない方のために、部品セット (FPV3-OPT1)にて販売いたします。
その他
基板固定台3 (KK-3) がぴったりサイズで使用できます。
固定台は基板のホルダとなる台です。重い鉄板で作られているため、実験中もプローブに引くづられること無く大変便利です。基板下の絶縁やノイズ防止にも役立ちます。
組立例
●納入実績(敬称略・あいうえお順)
(青森職能、県立東岡山工業高校、埼玉県立川越高等技術学校、湘南工科大学、千葉ポリテクカレッジ、東京工科大学、名古屋私立大学、日本工業大学、八戸工業高等専門学校、室蘭工業大学、横浜電算学院)
部品セット
●STEP22関連 ・コネクタ 1個・ケーブル 1本・LCD 1個
●STEP24関連 ・コネクタセット
●STEP26関連 ・PIC16F873・ダイオード 1個・抵抗 4個・コンデンサ 4個・LED 1個・基板 1枚
●EV5関連 ・74HC164・抵抗 8個・LED 8個
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