PIC24H 組込CPUボード 快速プログラミング
グラフィックLCD表示・漢字表示
「1時間で装置をつくる」 というコンセプトで企画された組込用マイコンユニットがMA350です。 MA350は正面にグラフィックLCDを持ち、背面にPIC24Hマイコンボードを組み合わせた構成です。 もちろん初めて手にしたボードを1時間で使いこなすことはできませんが、PICマイコンに慣れた方なら目的の機能と適度な表示画面を作り上げることができるでしょう。 PIC24Hマイコンは16bitマイコン最上位クラスのPIC24HJ256GP610A、40MIPSのスピードで動作します。 LCD表示は漢字表示やグラフ表示機能で、わかりやすい画面を作り上げることができます。表示関連はライブラリにまとめているのではじめてでも高度な表示をプログラムできます。付属の開発支援アプリケーションを利用することで、ビットマップ画像を活用した画面も構成できます。 CPU周辺のI/O機能は27bitの拡張I/Oポートと、A/D・D/Aコンバータ、RTCC、PWM、電力ポート、パネルインタフェース、CAN・UART通信ポート、SDカード、EEPROMといった計測機器を意識した周辺機能を集めています。CAN通信は遠隔制御も含めてI/O機能の拡張に有効です。 開発環境はデバッカダイレクト接続で、MPLAB-X+XC16コンパイラ環境が利用できます。(デバッカは別途お求めください) MA350を初めて利用する方は「MA350組込ユニットスタートセット」をご利用ください。必要な周辺ボードとプログラムライブラリ+機能解説書がまとめてあります。
◇◇ 初回導入時はスタートセットをご利用ください ◇◇
●CPU PIC24HJ256GP610Aを搭載 16bit RISCマイコン ファミリ最上位クラス ROM 256Kbyte RAM 16Kbyte 最高40MIPS動作 50ppm/℃高精度オシレータ使用
●グラフィックLCD MA350は正面がLCD、背面がCPUボードの構成です。 グラフィック表示型 240x128dot LCD表示器搭載 LCDにはLCDドライバが用意され、簡単なコマンドで文字や図形が表示できます。 表示文字は英数・カナ・漢字・ギリシャ文字など4種のフォントを搭載 LEDバックライト付き
●CAN通信・・・・・I/Oポートを遠距離に拡大 便利に使おう勝手にCAN! CAN通信はI/Oポートを拡張するイメージで利用できるローカルなLANです。 2系統のインタフェース装備で、2系統のLANを別々に制御。 ( CANインタフェースの1系統はオプション、要パーツ各自取り付け ) CAN通信は伝送速度最大1MHz、伝送距離1Km程度、接続ノード50程度 ドライバはMCP2551搭載 終端抵抗設定可能 ●CAN通信の利用 CAN通信はDMAを使用します。DMAの詳細は 「DMA機能とDMAを応用したCAN通信・AD変換 技術資料」 をご利用ください CAN通信の習得、モニタには 「CAN360 PIC-CAN 通信評価セット 」をご利用ください。
●フロントパネルインタフェース ・・・・・MA350にコマンドを与える、卓上機器での操作パネルに MA350にはフロントパネルインタフェースコネクタがあります。 汎用のI/Oポートとしても利用できますが、 このポートはMK344操作パネルを想定して用意されています。 MK344はコマンドスイッチ4個、LED表示2個、ロータリエンコーダをワンボードに装備しています。 パネル取付時はロータリエンコーダを背面からねじ止めもできます。 MK344はキットの形態です。半田付け作業が必要です。 [注意] ロータリエンコーダの操作つまみは含みません。
●本体基板(MA350) ●付属品 (ケーブル側4Pコネクタ・6Pコネクタ、ピン、2P電源ケーブル) [取扱説明書は含まれておりません]
『SDカードインタフェース技術資料』 (TG2-SDcard) SDカードのSPIによるインタフェース方法とFATファイルの構成方法が説明されています
詳しくはこちら>>>
DMA機能 技術資料 DMAを経由したCAN通信の手法を説明しています。
SPI拡張インタフェース